ソニーICF-SW7600Gの修理~2台目~

2025年6月14日の日記

 高輝度緑LEDに交換しました☀

またまた,ソニーのPLLシンセサイザ短波つきラジオICF-SW7600Gを買ってしまいました。前回に引き続き,修理します。

今回もeBayで買ったのですが,売り手は米国人で,サンディエゴからやってきました。ただ,そのせいで,実は落とし穴にはまってしまいました.......🌀

eBayでは,ACアダプタでしか聴けない,という症状が書かれていました。売り手もそうですけど,簡単に直るだろ,と高をくくっていました。

それだけでなく,例によって,バックライトのLEDが暗いので,最初からそれを交換するつもりでしたけど,もうひとつ,届いてみたら,問題に気がつきました。

米州地域はAM局のステップが10kHz間隔で,それ以外の地域は日本や欧州など,9kHz間隔になっています。

これは,特にアジア地域で混信が問題になったのと,多局化の要望が強く,そのため,1978年11月に米州地域以外は9kHz間隔に決めたことによるものです。

そのため,ソニーに限らず,輸出モデルには10kHz⇔9kHzの切替SWがついています。別に,日本も含め,全世界で10kHz間隔だったのですけどね.....。これは,単に切替の問題だけでなく,AMは帯域幅の問題があり,このせいで音質も悪くなってしまい,特に日本では狭帯域のラジオが増え,音質悪化の原因になっています。

ところが,ICF-SW7600Gには,電池ボックス内にその切替SWがついているのですが,どういうわけか,切替SWを9kHzにセットしても,10kHz間隔にしかなりません。一応,DIRECTボタンを押して,954kHzなどと入力すると選局できるのですが,⇒ボタンを押すと,960,970....という具合に,10kHzごとにしか動きません☔

ちゃんと切替SWがついているのに,切替ができないのはおかしいです。ど~なってるんや🌀。

また,ACアダプタでしか聴けない,と言うのは電池からDCジャックまでの間でパターンが切れているか,ジャックそのものの故障か,と思います。

ACアダプタのプラグを挿すときにひねっちゃってジャックを壊してしまう,って言うこともありますしね。

それに,ソニーのラジオは中央ピンが+でなく,-のものが多く,うっかり,逆極性のACアダプタを挿してしまって壊してしまう,と言うこともありますしね。iruchanのICF-EX5も亡き父がこれをやって壊してしまっていました。

幸い,ICF-SW7600Gはこの問題を解決するため,極性を統一した,EIAJ type 2というプラグが使われていて,センタープラスと言うことになっています。

この2つを修理しつつ,バックライトのLEDも交換したい,と思います。

☆DCジャックの修理

まず,電池およびDCジャック周辺の回路を見てみます。

疑わしいのは,電池およびDCジャックを分離するため入っているDi。D501と言う記号のある,東芝の1SS184で,2個Diの入っている,複合Diのようです。

これが断線しているのか,と思って,テスターのDiテストモードで順方向電圧を見てみますと,ちゃんとA→K間で0.6Vくらいの電圧になりますので,正常のようです。

と言う次第で,パターンを追跡していくと,▼の回路図のように,電池の+はACアダプタを使わないときは,ジャックのところで+Bと導通しているはずですが,導通してない,と言うことが分かりました。

ICF-7600G電源部1.jpg 電源部

    故障は部分でした。

DC jack-1.jpg 間で導通がないといけません......

となると,問題はジャックか......ということになります。

残念ながら,このDCジャックは特殊で,4ピンあり,可動接点が2つあります。

よくある,DCジャックの可動接点がついているタイプは接点は1個で,全部で3ピンになっています。

と言う次第で,ソニーに直接,交換部品を頼まない限り,互換品は入手できない,と思います。

と言って,今どき,こんな古いラジオの部品を頼んでもソニーのサービスは持っていないでしょうし,そもそも,今はどこのサービスステーションでも部品を単品売りしてくれることはない,と思います。

困ったな~☔

しかたないので,やはりこの今の状態のジャックの修理を考えます。

とりあえず,ジャックを外して観察してみると.......。

やはり,電池の+極につながるリード線の接点が浮いて,離れてしまっているようです。

DC jack.jpg 修理前,後。

部分が,ACアダプタのプラグが差さっていない状態では,閉じていないといけません。

このリード線をラジオペンチで抜いて,接点を折り曲げて修理完了です。テスターで,電池の+極からDCジャックまで導通を調べたら,ちゃんと導通が出るようになりました。

ついでに,▲の回路にある,C512も交換しておきました。

このコンデンサはストッピングコンデンサと言って,スピーカーに直流が流れないようにするものですが,スピーカーのインピーダンスとハイパスフィルタを構成しますので,オリジナルが220μFで,カットオフは90Hzですが,470μFに増量しておきました。これだとカットオフは43Hzです。

☆AMステップの切替不良

AM局のステップが9kHz間隔に切り替えできない問題は,最初はマイコンまでいくパターンが切れているのか,それだと厄介だな......と思ったら,簡単に原因が分かりました。

なんと,切替SWの9kHz用の端子がはんだづけ不良で,浮いていました🌀

AM step SW.jpg え"~~~っ🌀 

もう,ビックリで,こんなことあるんだな~って逆に感心しちゃいました。

米国で売られていたモデルなので,9kHzに切り替えることはなく,そのまま,10kHz間隔のまま,聞いていたので,問題が発覚しなかったのでしょう。日本で売られていたら,即交換だったのしょうけどね.......。

☆バックライトの交換

前回,バックライトは白色LEDにしましたが,今回,やはりオリジナルを尊重して緑色にしてみました。

使ったのは,SRF-A300で使った,秋月で売っているLEDです。台湾Optosupply社製のOSG5212411CというLEDで,輝度は12000mcdもあります。φ3mmの砲弾型のものではないんですけど,小さいので十分使えます。

ついでに,オリジナルは電流制限抵抗として220Ωが使われていますが,これじゃ明るすぎるので,680Ωに交換しました。これでも明るすぎるくらいなので,1kΩ以上にしてもよい,と思います。

sync LED-1.jpg バックライトを交換しました。

なお,緑色のsync lock表示のφ3mmのLEDがついていますが,これ,バックライトが点灯すると,これまで明るく光ってしまうように見えるので,プラ部分を黒く塗りました。

緑色の高輝度LEDに交換した結果はかなり良好。なんか,白よりいい感じで,緑の方がオリジナル通りでよいか,と思います。時代から考えても,この頃のバックライトは緑が多かったですしね。

sync LED-2.jpg こんな感じです☀。

バックライトの輝度が上がると,syncのLEDも点灯しちゃったように見えるので,このようにLEDのプラ部分を黒く塗ったので,点灯しているようには見えません ほんまか.....

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