KATO 20系テールサインの白色LED化
2009年7月21日の日記
今日は鉄道関係の雑誌の発売日です...:-)。んなこたぁみんな知ってるって? 失礼しました。
最近,どうも鉄ちゃんが完全にオヤジの趣味になってしまったのか,鉄道関係も旧国鉄など,古い車両の特集ばかりで驚きますね。私の趣味とも一致しているので,問題ないのですが,伝統の3誌(ピク,ファン,ジャーナル)以外に,続々と新刊が出て,まあ,それはそれで情報が増えるので結構なことだと思いますが,どれも似たり寄ったりの古い旧国鉄時代の話ばかりで,いささか食傷気味,と言うところです。3誌以外には買うことはほとんどないので,編集しておられる皆さんはご苦労なことです。何より少子化やインターネットの普及などで,出版不況と言われ,数を出さないことには収益の上がらない業界になってしまっているのが問題ですが,あまりに古い内容やどれも似たような記事では誰も読まないと思います。それともう一つ,紙の媒体として,必要なものは何か,よく考える必要があると思います。新誌はどれも写真ばかりのビジュアルな編集ですが,それだったらインターネットで十分です。むしろ在野? のアマチュアの人が昔撮った写真の方が見応えがあったりしますから。それに,記事の方も昔のピクからの引用だったりして,結局,紙の媒体は資料的価値の1点につきると思います。その点,よく考えて編集しないと全部共倒れ,と言うことになりませんよ。
と,相変わらず,毒舌を吐いていますが,やはり私も旧国鉄ばかりで,模型もJR以後のものはほとんど買っていません。やっぱ昔はよかったな~~~とNゲージを走らせながら思う今日この頃です。
ED73やEF70 1000番台を整備したので,また20系を出してきました。以前,http://iruchan.blog.so-net.ne.jp/2009-04-11-1で,20系の室内灯を白色LEDで点灯させた,と言う日記を書いていますが,テールサインは後回しにしてしまいました。
簡単にできますので,白色LED化しました。
左:オリジナルのKATOの電球基板 右:白色LED化後の基板
回路はhttp://iruchan.blog.so-net.ne.jp/2008-04-16を参照して下さい。元の基板についているシリコンDiをそのままにして,電球を抜いた後にLEDを入れる人が多いのですが(実際,某誌はいつもこのように書いています),これは間違いで,うっかりすると虎の子の白色LEDが切れてしまいますので,注意が必要です。なお,LEDの向きは通常の前照と違って,左側プラス点灯ですので,ご注意下さい。
↑ の左側,オリジナルの基板についている,シリコンDiを外して,そこにチップの抵抗を入れます。通常,前照灯の場合は1kΩとしていますが,今回テールサインなので,1kΩでは明るすぎるので,2.2kΩとしました。ただ,これでも明るすぎるようなので,3.3kΩか4.7kΩでもよいかと思います。その後,件のシリコンDiはLEDと逆向きパラに配線します。
なお,私はCRD(定電流ダイオード)は使っていません。確かに,コントローラのボリウムの位置にかかわらず明るさ一定,と言うメリットはあると思いますが,抵抗より高いし,回路が複雑になるので使っていません。コントローラもPWMタイプだとほとんど明るさが変わらないので,特に不要,と考えています。ただ,残念ながら昔ながらの電圧制御だけのコントローラだと確かに明るさが変わってしまいます。
左:オリジナルの電球のとき 右:白色LED化後の様子
完成後の様子。やっぱり白色LEDの輝度が高すぎてテールライトが消えているように見えますが,露出を-2EV補正しているためです。また,ちょっとLEDだと指向性が強すぎるからかもしれません。それにしても白色LEDにすると実物みたいだし,また,色も涼やかでいいですね。こうやって並べてみると,電球の方は暑苦し~~。
ところで,いろんな方がブログでテールサインの白色LED化について書いておられますが,よく考えてみるとテールサインは前向きのときでも点灯しているのでは? と思いました。確か,機関車側のテールサインも点灯させていたはずです。とすると,他の皆さん同様,上記の回路では機関車側は点灯しないのですが,室内灯同様,レールの極性にかかわらず点灯させるには結構むずかしいことになるのであきらめました。先日の上記ブログのように,ブリッジDiを使うか,LEDを2個使って逆向きパラに接続するといいのですが,スペース的に苦しそうです。
この記事へのコメント